薬剤師ケンは健康のケン!

医療ニュースや日々の生活から、薬剤師のケンが、自分の健康と他人の健康にお節介する。そんなブログ。

患者相談所。尿蛋白

はい。どうも

患者相談所、相談長ケンです。(仮


今日は1時間ほど相談していかれた方がいました。


ご主人が尿蛋白がでて…との事です。


奥さんが相談にいらしていたのですが…



背景としては、

数年前から糖尿病、高血圧。

去年食事を変え始めた。

体重は減量になってきた。


先月尿蛋白がわかり、再検査

先日再検査したところ、再度尿蛋白がでたため、


どういう対応をすればよいかわからず、

薬局へ来局。。

減塩低タンパクにするようにとは言われた。


とのこと。。




確かにね。


突然、減塩低タンパクって言われても…?


ってなったわけですね。




ではまず食塩の摂取基準。

これから見ていくことにしましょう。



これが成人男性1日8.0g
女性で1日7.0g


これ未満になるようにしましょう。


今日僕が飲んでた野菜ジュース。

食塩相当で、0.43グラムの塩が入っています。

カップラーメン100gで6g
梅干し一個4g


ほどの塩が入ってます。


また食塩の代わりに、

ナトリウムと言うものが代わりに表示されていることがあります。


ナトリウム表記の場合は、


2.54×ナトリウム=食塩相当量


となります。


イメージとして、カップ麺を食べると1日の食事はほぼおしまいですね。

梅干しも1.5個まで。



うーむつらい。


さらに、この数字は実は

健康な成人男子の数字なので、制限となると、さらに頑張る必要性ありヽ(・∀・)ノ

具体的には数字は出せないので、


まずはこの数字をクリヤしましょうとお話し。


次、低タンパク質!

タンパク質の摂取推奨量は
男性60g女性50g 1日です。


タンパク質はあまり普段気にしていないと思いますので、

大豆、お肉、お魚。

このあたりがタンパク質になります。


またお肉に100gあたり20gがタンパク質のイメージです。
なので、お肉なら300gほどで1日分。

また代表的なタンパク質の卵。
卵一つには7グラムのタンパク質です。

だいたいこのぐらいです。


ただ、タンパクは少なすぎても体が作られませんので、適切に取らなくてはいけません。


さらに。

この方は糖尿病もあるので、糖質制限もありまして…。



食事としては、あれもダメ、これもダメになってきてしまっています。



うーむ。かなり大変。

本人はわがままボディーかもしれませんが、奥さんは走り回ってます。




同時にいくつも、は難しいと思います。


今回の方は、
まずは塩分量を意識してもらってナトリウムからの計算式を教えて、

塩分とタンパクをそれぞれ、推奨量を目指すようお話し。

また急にやると本人もやる気を失う可能性があるので、少しづつ減塩を心がけるようお話しを…。



道のりは長いヽ(・∀・)ノ




がんばって、
せっかく減量してもらったので…

せっかくなら活かしてもらいたいですよね

お太り様してたら今頃もっとひどいことになってたかも?ヽ(・∀・)ノ


正しい食事で正しく健康!ヽ(・∀・)ノ

ケンでしたヽ(・∀・)ノ