薬剤師ケンは健康のケン!

医療ニュースや日々の生活から、薬剤師のケンが、自分の健康と他人の健康にお節介する。そんなブログ。

卵の健康度とは

卵。

それは健康の食品

 

超久々にはてなブログ再開です。

 

卵が健康によいというのは多くの方が知っていると思うのですが

改めて復習もかねて勉強しなおしです。

 

まずは、たんぱく量について厚労省のデータを見てみましょう。

注:厚労省のデータってことは国のデータなのでこれが日本で一番正しいデータになります。反論があればは厚労省にどうぞ💦

 

厚労省 2020の報告から抜粋

 ・たんぱく質の摂取不足が最も直接的に、そして、量的に強い影響を及ぼし得ると考えられる疾患
は高齢者におけるフレイル(frailty)及びサルコペニア(sarcopenia)である。

注釈:フレイル・サルコペニアってのは簡単に言うと。サルコペニアは「加齢による筋肉量の減少」、フレイルは「虚弱」

 ・目標量(上限)は1歳以上の全年齢区分において 20% エネルギーとすることとした。

たんぱく摂取の目安(目標量)は以下の通り

f:id:kennsuke0417987:20201219115825p:plain


小さくてごめんね💦

・慢性腎臓病について

慢性腎臓病
 慢性腎臓病においては、たんぱく質摂取が腎機能の低下を促進させるおそれがあるため、たんぱ
く質の摂取制限が長らく行われてきた。~略~

全体としては、低たんぱく質(0.8 g/kg 体重/日より低摂取)は、慢性腎臓病の病状の進行を遅らせるために有用であると考えられるものの、推奨すべき摂取量の範囲や、そのような食事療法を行った場合の効果の確実さについては、まだ結論が得られていない。

腎臓病にたんぱくはダメ!ってのは一見効果ありそうだけど、まだわかりません。ってことだね。

 

ちょっと話は変わって

今度は厚労省、食事摂取基準のスライドから

国民健康・栄養調査によれば、20歳代女性のやせの者(BMI<18.5)の割合は、1990年代初頭に20%台前半に達し、以降はばらつきがあるものの横ばい傾向である。

いい方は失礼かもですが、女性はもっと体重つけたほうがよい。

(脂肪ではなく筋肉で)

 

また別のデータで

令和元年「国民健康・栄養調査」の結果

で一日の摂取たんぱく量は20~50歳代で70g/日程度というデータが出ています。

 

厚労省のデータをざっくりさせてもらうと、60kgの30~40代の男女で必要エネルギーはおおむね1640kcal

この20%がたんぱくで必要と考えると。

1640kcal×0.2=328kcal

328kcalをタンパク質で取ろうと思うと タンパク質は1g=4kcalなので

328kcal÷4=82g

 

つまり1日12gのたんぱくが概ね不足していることになります。

 

あー気になるデータとかとってたら長くなってしまった。

 

つまり1日12gぐらいたんぱくを追加で取れば、まぁ何とかなるってことやな。ってなりました。

 

そこで卵の一般的な栄養素ですが

卵一個にタンパク質は6g程度含まれており、脂質も糖質もほぼ0です

 

つまり結論。

日本人には、毎日2個卵を追加で食べる必要がある。

 

こんなブログでよいのであろうか。。

 

ではまた!