薬剤師ケンは健康のケン!

医療ニュースや日々の生活から、薬剤師のケンが、自分の健康と他人の健康にお節介する。そんなブログ。

妊婦授乳婦薬物療法。薬剤師ケン

はい。どうも!

今日は少しだけ薬剤師っぽく…


あ、薬剤師ケンです。



んで、薬剤師っぽく何するかっていうと。


会社の講習で受けた内容がすごくよくて、拡散しようかなって!



薬局薬剤師さんも、ドラッグストアの薬剤師さんも、病院薬剤師さんも


妊婦なんですが、
妊娠何ヶ月なんですが、
授乳中なのですが、


と言われるとドキッとすると思います。



そして、薬の副作用で脳内はフル回転し始め、


最後は、医師に聞いてねと言いがち…。。




理由はいくつかあるんですが、

  1. 赤ちゃんの生まれつきの異常が薬のせいと思われがち
  2. 人での実験データがきちんと無いものが多い
  3. 少しでも薬が出るものは辞めること。と薬の説明書に書かれてありがちなので、お勧めしにくい…。ナドナドなど…



薬剤師さん泣かせなのですよね。。

そこで!教わったポイントをいくつかおはなしする!

妊娠周期の数え方

妊娠周数は最終月経開始日から数える。

受精した日からでは無い。

受精時には大体2周経ってる。

つまりわかった時点で4週は経過している。

…数え方に注意。

器官形成期の影響

0-4週までは(妊娠がわかるまで)は薬剤の影響は無い。
(all or none period)という。

妊娠が続いていれば問題ない。


器官形成期こそ危ないと思っていました…

自然発生率

薬剤ばかり取りざたされるイメージが先行してしまいがちですが…

自然流産は10-20%、奇形は3-5%程、

結構高い。


ここは説明の時に言葉を間違えると、大変なことになる。

ロキソニンや痛み止め!

妊娠後期はロキソニンを始め、NSAISの胎児毒性の可能性がある。

シップなども回避するよう。


産婦人科診療ガイドラインにあり。

アセトアミノフェンにするとの事。



これはきちんと知らなかった…怖い。


授乳時の薬について。

添付文書では、乳汁中に出てしまう場合は基本回避すべきと書いてある。


が、乳汁中にでて経口摂取したからどうなの?という薬もある。

リカルボンなとは、ミルクと飲むことを考えると吸収率は…。。

どれだけバイアベがあるかは、よく考えて。

妊娠と薬情報センター とは

各県に一つづつ、妊娠前、妊娠中、授乳中の薬を誰でも相談できる窓口があるそうです。


処方医の薬が心配などは、ここにも問い合わせができます。

伝え方の配慮

安易に大丈夫とは言わない
奇形とか言わないなど。


言葉尻一つで、イメージが変わる可能性があるので、注意が必要との事。


自然発生でも話したけど、元々奇形などはかなり可能性が高い事に注意。


気をつけよう。

妊婦の体調について

薬をとにかく我慢してしまう傾向にある。

治療しないことがリスクになる事もあるので、注意。


研修でのオススメ本

妊娠と授乳(南山堂)

妊娠と薬

母乳と薬のハンドブック


英語では
medcations mothers milk


などなど!

まとめ

自分もまだ本は読んでないのでなんとも言えないが
この分野はたしかにビクッとするところ。


言葉一つでイメージが変わるところなので、薬剤師の頑張りがいのあるとこでもありますね!

また医師からのちょっとした一言が重荷になってる場合も多いとか…。


それも生活に即したアドバイスがしてあげれるようになりたいところです。



あ!もうなんか専門用語使ってしまったところがあるね…許してほしい。

(字数が多くなってしまって…




もしわからないところがあればお近くのかかりつけ薬剤師に聞いてみてください!

では!あでゅーヽ(・∀・)ノ