薬剤師ケンは健康のケン!

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脱水についてのケン-2

きました。

んで。そう脱水。

脱水の怖さなんかはもう他のところでたくさん語られているから大丈夫だとおもう。

甘く見れない脱水。
なる前に防ぎたいのが脱水状態。


しかし脱水には何故OS -1が進められているか?

それは経口補水液ってものだから。

ケン調べによると。
経口補水液は、水と塩分と糖分を程よく含んだ水を飲むと、吸収が最大化されるよ!って事がわかった水。ってことですわ。
つまり水分の吸収が早くて、脱水になってる時にはよいですよ!って事。

これはすごく優秀。もしもの際には点滴かこれ。
しかも保存が効く。
緊急時にわざわざ経口補水液作ってる余裕なんてないわけで…

それに塩分も入っているから、塩分補給にもなるから、等張性にも低張性脱水にも使えるしいいよね!ってこと。
ペットボトルにも、下痢嘔吐、過度の発汗、高齢者の経口接種不足(そもそも食べられていない)による脱水におすすめ!と書かれている。

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ここで疑問。

普通に暑くて、普通に発汗して、普通になる脱水、高張性脱水(水分不足脱水)にも使えるの?
ってなる。

ところが、これが塩分が多いところに塩分たっぷりの水なので…。あまりお勧めできない…。

逆に、これを脱水の予防、健康にいいから!みたいに飲んでる人がいれば止めて欲しい。


もともと経口補水液ってのが、脱水状態の人に少しだけ飲ませるものであって、予防でぐびぐび飲むものでもないからだ。

ペットボトルの説明文にも、大人で1日500〜1000mlが最大量。と書いてあるし。

そもそも塩分取りすぎになる。


1日の塩分摂取推奨量は男性8g女性7g
1本OS-1(500ml)のむと塩分量1.5gつまり2本で3g

みんなが大好きな、
夜店の一平ちゃん焼きそばカップ焼きそばは塩分量4.5gである。

ペットボトル二本と、カップ麺を食べると、1日が終わりになってしまう…。


つまり僕がつまり言いたいのはこう!


脱水になる前に、先ず水を飲みましょう。
それも普通の水で良いです。
軽度の脱水になってもほとんどは普通の水で良いです。
食事が取れない。下痢嘔吐し続けてる。
そんな時には、OS-1をはじめとする経口補水液を頼って欲しい!

ってなる。


もうちょっとだけ続くんじゃ…