薬剤師ケンは健康のケン!

医療ニュースや日々の生活から、薬剤師のケンが、自分の健康と他人の健康にお節介する。そんなブログ。

睡眠はなぜ必要?

今日は先日会社の研修で勉強させていただいた、睡眠薬の話をすこし。小話程度にしますね。



先日薬剤師の集合研修会の時に、脳波の先生が来て下さり、とても面白い勉強会をしていただきました。

あ、表題にした、睡眠の必要性はいまだによくわかってはいないそうです(笑)


薬剤師もわかってるようでわからない、睡眠薬の話。いっぱいあると思うんですよ。

患者さんの間で流れてる話とか…ね。

突然言われてびっくりします。

かなり前ですが、
睡眠薬飲んでたら、認知症になるんでしょう?って患者さんに突然言われて…。

そんな話、聞いたこともなかったので、びっくりした記憶があります。
患者さん同士の噂では唐突なものもありますし、聞いたこともない話は、聞かれても答えられない訳です。


まぁそんな時が来ないためにこれ!

服薬指導のための不眠症治療Q&A


エーザイ さん の資料になります。


これははすごく良いです!

治療ガイドラインに沿っているようなので、中身をすこし紹介します。
長いので途中途中は略します。


q35。睡眠薬を服用していると認知症になると聞いて心配です。

a.(中略)疫学調査の結果は一定せず結論が出ていません。ただし、不眠症自体も認知機能の低下を来すリスクを高めるため、不眠の原因疾患に対処を心がけながら治療を進めることが望ましい。


q33。徐々に睡眠薬の効果が弱くなり、量が増えるのが心配です。

a.(中略)睡眠薬には効果が減弱しやすいもの、しにくいものがあります。医師はあなたの不眠を考慮して適切なものを処方しており、自分の判断で増量しないでください。
効果の減弱を感じたら医師に相談してください。

q7。睡眠薬より寝酒の方が安心のような気がします。

a.(中略)アルコールには一時的に寝つきが良くなり、睡眠が取りやすくなったように感じる効果が有りますが、夜間にアルコールが抜けて行く過程で眠りが浅くなります。
またアルコールに体が慣れてしまい、アルコール性不眠、依存症の危険もあります。
睡眠のための寝酒は百害あって一利なしです。


(表は睡眠薬に対する不安)

などなど…。


僕が明日から使えそう!と思った知識はこの辺りです。
他にも、40までの質問に答えてる情報雑誌になります。オススメです。


また、この時の勉強会でお話しいただいた医師の話で、明日から使える!と思ったのは。



・65歳の平均必要睡眠時間は6時間ほど。もっと少ない人もいる。

・眠れないときは、まずは睡眠衛生指導を。(睡眠薬に頼るだけではだめ)

・布団にかじりつく行為、眠くないのに布団に入る行為はやめる。

・眠る為には、先ず朝しっかり起きることから。

・脳波はしっかり寝てるのに、"全くねれなかった!"という方もよくいる。


と言うところです。

薬剤師の方も、睡眠不足の方も。
この辺り。覚えておきましょうね

快眠で明日の健康を!

薬剤師ケンでしたヽ(・∀・)ノ

ではあでゅー

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